よしえちゃん

　ガロリンズのよしえちゃんが亡くなった。

　フリーチベットのライブのあと、JIMと呑みにいったかえり、
　最終電車のホームで
　よし。明日の告知のツイートしよう。とおもってツイッターみたら。

　だれかのリツイートでよしえちゃんの訃報を発見した。
　その下は、ちょうど、おなじタイミングで友人にあかちゃんが産まれて、
　おめでとう！のツイートだった。
　その上は、だれかのイベントの告知。その上はまた誰かの冗談や、
　日々のつぶやき

　なんか、すごく、やるせない気持ちになった。
　なんか、自分のライブ告知イベント宣伝を同じ場所にうちたくなかった。
　
　でも、ツイッターでよしえちゃんの死去を知ったのもまた現実。
　でも、ツイッターがなかったら誰かから電話がかかってきたりしたのかな。
　噂できいたのかな。

　
　よしえちゃんが亡くなってる間にも、人はそれぞれ自分の事をしてる。
　でも、なんか、
　みんな一つの掲示板にいるのに、
　ほんとに結局はバラバラなんだなぁとおもった。
　なんて　空っぽなんだろう。
　もちろん、そこがおもしろいのもわかってる。けど、忘れてた。

　大切な人の死もまた　情報の一つとして流れていく。
　ただの「情報」になってしまう。
　そんなに、広める事って大切なんだろうか。
　なんでも「情報」に　変換するってなんなんだろう。
　そもそも「情報」ってなんなんだ。
　でも知りたい人がいるからなのか。
　そんな、大衆に知らせるべきなんだろうか。
　知らせるべき人にしらせればいいのではないんだろうか。

　ツイッターはとても効果的やし、おもしろい。
　だけど、人として大切なものは、大切な本当の人と人とのつながりは、
　なくしたくない。
　情報は情報で、情報をみて、知ったってそれってほんとうは知らない
　自分が知ったってゆう体験じゃない。　
　ツイッターだったら、嘘かもしれない。
　
　私はまだ　よしえちゃんが亡くなったって知らない。体験してない。
　だけど知ってる。　
　
　よしえちゃんがガンになってから、その事で、
　自分と関係がより深くなった人達がいてる、
　ガロリンズのトレビュートのCDもできた。
　ヨシエちゃんと私の間に人がこんなにいてるのに、
　だれも介えさず、よしえちゃんの死を知る。よしえちゃんと繋がってない。
　もうそんなの問題じゃないよってとこまで　きてるのかな
　でも、気持ち良くない。
　
　よしえちゃんのブログ、呼んだら、１週間ぶりに、
　ちゃんと眠れたのが最高に幸せだって書いてた。
　今きっとめっちゃ幸せなんやと思う。
　よかった。
　
　はやくよしえちゃんと知っている人と話がしたい。